地球温暖化が進み、北国でも夏場の気温や湿度がいつになく高くなっています。そのためエアコンが不要だと思われていた地域でも住宅に設置するようになっています。しかし家にエアコンを取り付けると言っても簡単に設置できるわけではないのです。エアコンを当然のように設置する地域では、エアコン取り付けることを前提で家を建築するために、いざエアコンを購入したとしても直ぐに取り付けることができます。
しかし北国の住宅ではエアコンを設置することを想定していない住宅が多いです。あの大きな室内機を天井近くに設置するためには、そのスペースを確保することが大切ですし、そのスペースもどこでもいい訳ではなく、室内全体に行きわたるような最適な場所であることが必要です。しかも室内機自体も重量があるもののため、壁に設置するにしても壁の補強が必要になります。そうなるとエアコン取り付けを想定していない住宅の場合には住宅自体の工事も必要になることがあります。
一方、エアコンには室外機の設置も必要になります。室外機を設置するための場所の確保、また室内機との接続も考える必要がありますし、当然北国では冬場は降雪することが多く、室外機が雪に埋もれないようにする必要があります。このように考えると、地域によっては、エアコン取り付けといっても住宅がエアコン取り付けを想定していない場合には、取り付けることができるような工事が必要になりエアコン価格以外にも費用がかかることを想定しておくことが大事です。